1970年代半ばから、旧日本住宅公団の襖の分離発注を受けている襖メーカーによる全国組織が機能していました。
主として関東と関西の両襖内装事業協同組合が中心となり、協議会的、情報交換的な要素をもって、年1回全国大会が開催されていました。
日本住宅公団も都市基盤整備公団から都市再生機構へと変わり、襖の発注量も激減。
関東襖内装事業協同組合は、その基幹収入を失い、2005年2月に解散となりました。
そのため、組合の担っていた対行政への業務が宙に浮いた形となり、製品としての襖の総合的対応窓口業務を受けもつ組織の誕生が急務となり、
当工業会の設立のきっかけとなりました。
また、全国の表具店、経師店の組織である全表連(全国表具経師内装組合連合会)等、いくつかの組織が存在ます。(上図参照)
その中で襖の普及を訴えて「襖サミット」、「エコふすま推進ネットワーク」などが様々な活動を繰り広げて現在に至り、
製品メーカーによる一体化した全国組織「全国襖工業会」の誕生となったわけです。
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